東京に住んでいると当たり前のように思える光景も、外国人観光客からするとまた違ったように見えるのだろう。「Tokyo Roar」と名付けられたこのショートムービー、旅行者の視点を遥かに超えたこの作品、気がつけばその映像に吸い込まれていた。いかに自分が何も見ていなかったのかということを突きつけられた。この動画を見終わったとき筆者の目には薄ら涙が。 ■日本人以上の日本人の目で 多ジャンルのSNSが浸透した今、日本を訪れる海外旅行者たちが撮影した写真や動画を目にすることは多い。それらは日本人なら当たり前だと思ってしまう本当に何気ない日常を、全く新しい視点で、その美しさ、面白さを「再発見」してくれる。 ニューヨーク出身のブランドン・リーさんは、1台のカメラとパソコンを手に数年前から世界中様々な場所を旅して、多くの映像作品を制作してきた。ブランドン・リーさんの作品は1カ月の滞在の中で撮られ、近代的な大