そして、そんな安定したレンタルサーバーとして黒田氏が提案するレンタルサーバーの新しい形態が、「クラウド型レンタルサーバー」だ。 クラウド型レンタルサーバーとは?一般的な共有レンタルサーバーは、1つの物理サーバーの上に複数の企業がそれぞれのスペースを確保する形で運用されている。例えるならば、“シェアハウス”のような形だ。当然ながら、“家の設備”――つまり、下記のようなサーバーリソースも複数の企業で共有する形となる。 物理ハードウェアOSCPU・メモリIPアドレスApacheなどのサーバーアプリケーション一方で、クラウド型レンタルサーバーとは、複数の物理サーバーから成るインフラ上に、仮想技術を利用して、各ユーザーに対してそれぞれの専用環境を構築し、あらゆるリソースを占有的に提供するという形だ。広い敷地内にたくさん家を建て、一軒ずつを貸し出すイメージである。当然、“家の設備”、つまり、OSやCP