社会人として働いていると、理不尽な経験は少なからずあるものだ。だからといって、仕方ないと思えることと思えないことがある。愛媛県の50代女性(年収100万円未満)は、医療従事者として公立の総合病院に勤務していた当時の、理不尽なエピソードを綴った。(文:林加奈) 「子どもたちは、ただ移動してホテルに泊まっただけになりとても悲しそうでした」 女性は当時、小児科病棟で3交代勤務をしていた。「有給休暇は有って無きが如しだった」ため、まとまった休みはほとんどなかった模様。ある時、「土日祝日を振り替えた週休や夜勤明けを組み合わせて2泊3日の予定で子どもたちと旅行に行きました。連休はめったに取れないので、奮発して良いホテルの良いフロアに宿泊しました」という。ところが 「2日目の朝、上司から電話がかかってきて、スタッフに1人インフルエンザが出たので、今夜の夜勤に出てほしいということでした。関西圏の旅行先であ