戦後78年を迎えた2023年、広島市の平和教育副教材から漫画「はだしのゲン」が削除され波紋が広がっています。原爆が投下された広島で、戦中戦後の苦難な時代を生き抜こうとする少年を描いた同作は、累計発行部数1,000万以上。世界各国で読み継がれてきました。そんな「はだしのゲン」が、なぜ削除されたのか?情報公開請求で入手した膨大な改訂記録や、議論に関わった市教育委の担当者・教員たちの証言から、知られざる背景に迫りました。
「利用できない列車ではどうにもならない。こちらも一生懸命やってるところを形で見せたい」 そう話すのは、秋田県の第三セクター「由利高原鉄道」の社長、萱場道夫さん、67歳です。萱場社長が去年、打ち出した策が「通学定期の半額」。 ただでさえ赤字のローカル鉄道で、なぜ値下げに踏み切ったのか?その結果は? (秋田局 毛利春香) 赤字が続く「由利鉄」 由利高原鉄道が運営する「鳥海山ろく線」は、秋田県由利本荘市の羽後本荘駅ー矢島駅間をつなぐ、鳥海山のふもとを走る全長23キロの鉄道です。地元では「由利鉄(ゆりてつ)」の愛称で親しまれています。 かつての国鉄から第三セクターに移行して36年。沿線の人口は年々減少し、ピーク時の昭和61(1986)年度には約63万5000人だった利用者は令和2年度(2020)年度は20.7%にあたる約13万1500人、1日あたりの平均利用者数は360人まで減少しています。 昨年
「共産党」に、あなたは、どんなイメージを持つだろうか。 「桜を見る会」をめぐって、理詰めの追及を続ける姿勢? それとも、崩壊したソ連や、中国の一党独裁? 永田町では、野党の合流話が一気に盛り上がりを見せているが、そこに共産党の姿はない。 他の野党からは、選挙では「共産党アレルギー」があるという声も出ている。でも、「共産党アレルギー」って本当にあるの?その実態を追った。 (奥住憲史、花岡伸行) 党首会談から委員長が消えた!? 臨時国会最終盤の12月6日、午後3時。 立憲民主、国民民主、共産、社民の野党4党の党首らが会談し、内閣不信任決議案の提出を含む終盤国会の対応を協議していた。 共産党からは、志位委員長が出席。 席を立つ志位委員長たち。これで終了か、と思いきや… 共産党からの出席者は退出し、ほかのメンバーはおもむろに座り直した。 そして、志位委員長抜きで、再び「党首会談」が始まったのだ。
「林間学校」「部活・サークルの合宿」「修学旅行」。学生時代の一大イベントだが、もしかしたら再来年の夏は、これらのイベントが実施できなくなるかもしれないと、教育現場が頭を悩ませている。理由は東京オリンピックでのバス不足。背景を探ると、人口減少などに伴う経営環境の悪化に悩む路線バス事業者の状況も見えてきた。 (宮崎放送局記者 牧野慎太朗、ネットワーク報道部記者 後藤岳彦) 異例の協力要請 ことし7月下旬のこと。全国の教育委員会や大学に文部科学省やスポーツ庁から、異例の協力要請の文書が送られた。 添付された組織委員会の文書には「関東、東北や中部、近畿など幅広い地域のバス事業者の協力を得る必要がありますが、東京大会の開催時期である夏から初秋の期間は、観光などレジャーやスポーツイベントの開催などに伴う観光バスの高稼働時期となることから、バス不足などが懸念されています」「バスの利用を伴う教育関連イベン
首都圏に住む4、50代の4割が地方出身者です。 ふるさとの親に介護が必要になった場合、以前は子どもが帰ったり、通ったりして支えていました。 でも今、増えているのは、親に子どもの暮らす都会に来てもらう「呼び寄せ高齢者」です。 国の人口移動報告をもとに、75歳以上の高齢者の転入を独自に可視化したデータです。 特に転入が目立つのが首都圏。 埼玉、千葉など、東京を囲むエリアに、多く入ってきています。 その1つ、横浜市を例に見てみると、遠くは北海道や九州など、7割が神奈川県外から来ています。 専門家は、呼び寄せ高齢者の実態を知る手がかりとして、注目しています。 まずは、呼び寄せ高齢者が増えている切実な事情と、呼び寄せによって何が起きるのか見ていきます。
おととし1月から一部区間で不通となっているJR日高線沿線の7つの町の町長が1日、会合を開き、JRに対して、引き続き早期復旧を求めていくことを確認しました。 日高の浦河町で開かれた会合には、日高線沿線の7つの自治体の町長が出席しました。 日高線をめぐっては去年12月、JR北海道の島田修社長が地元を訪れて、路線の廃止とバスへの転換を提案しています。 こうした中、1日の会合では自治体とJR、それに道の3者の協議会を早ければ今月中に開いたうえで、引き続きJR側には路線の早期復旧を求めていくことなどを確認しました。 会合のあと新冠町の小竹國昭町長は記者団に対し、「さまざまな災害でさらに厳しい状況になったが、住民からの要望もあり、復旧を追求していくことに変わりはない」と述べました。
道は、路線の見直しや無人駅の廃止など経営の合理化に取り組むJR北海道に対し、安易な路線の廃止をしないことや地元に十分な説明を尽くすことなどを要請しました。 27日は、道の荒川副知事と交通政策を担う道議ら6人がJR北海道の本社を訪れ、西野史尚副社長に要請書を手渡しました。 この中では、安全対策の着実な推進や、高波の被害で一部の区間の運休が続く日高線の速やかな復旧を求めています。 さらに、廃止に向けた協議が進む留萌線の留萌・増毛間について、地元に十分な説明を尽くして地域の不安解消に最大限、努力すること、駅や列車の運行本数の見直しにあたっては、利用実態の把握を徹底し、安易な路線の廃止などを行わないことを求めています。 要請のあと荒川副知事は記者団に対し「留萌線については地元に、より丁寧に話をしていきたいと説明がありJR側の姿勢を確認できた。路線や駅の廃止について道としてもJRと情報を共有して地域
ムービーカメラの発明からおよそ100年。「映像」は人類が蓄積した膨大な「記憶」でもあります。「映像の世紀」から20年、新たに発掘した映像を最新のデジタル技術によって修復し、新シリーズとして薄れゆく人類の記憶をよみがえらせました。
千葉工業大学准教授 越智敏之 今日はみなさんに、魚と西洋史の関係についてお話しさせていただきます。 この変化の背景に何があったのか、実際にはよくは分かっていません。ですが現実問題として、この断食日の日数は時代が進むにつれて増えていきます。そして中世の中ごろには、復活祭の前の40日間である四旬節、キリストが十字架にかけられた金曜日、そして水曜日と土曜日、さらには主要な聖人の祝日と、つまり一年のおよそ半分が断食日となったのです。言い換えれば、一年の半分を、カトリック信者全員が積極的に魚を食べたわけです。この宗教的な要請が西洋にもたらしたものを想像してみてください。西洋文明においては、この宗教的な要請が原因で魚の巨大な需要が生まれ、漁業が日本人が想像する以上に重要なものとなり、西洋史に大きな影響をもたらす要因となったのです。 この巨大な需要を満たすために、漁業の中でも特に重要だったのが、大量に
映像の世紀 デジタルリマスター版 再放送のお知らせ 1995年に放送し、大きな反響を呼んだNHKスペシャル「映像の世紀」。NHKでは、放送から20年がたった「映像の世紀」を、最新のデジタルリマスタリング技術によって、画質・音質も新たにハイビジョン版としてよみがえらせました。「映像の世紀」のデジタルリマスター版・全11回をBS1で下記の通りに再放送いたします。 【番組概要】 20世紀は人類が初めて歴史を「動く映像」として見ることができた最初の世紀です。映像は20世紀をいかに記録してきたのか。世界中に保存されている映像記録を発掘、収集、そして再構成した画期的なドキュメンタリーのシリーズ。活字とはひと味違った映像ならではの迫力と臨場感あふれる映像で20世紀の人類社会を鮮やかに浮き彫りにします。 【再放送】
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