多分世界で最初のとんかつ評論家 元木一朗のブログ:ジョブ・キャリアの分割と、高度プロフェッショナル制度

先日、「ジョブなのか、キャリアなのか、それが問題だ」というエントリーの中で、ジョブとキャリアを明確に分けないから、日本人はホワイトカラー・イグゼンプションを理解できないと書いたのだが、ちょうど今日、こんな記事を見かけた。 ＜労働時間実態調査＞時間減らしたくても仕事が終わらず https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170722-00000086-mai-soci これは、ジョブとキャリアを分けて考えていないから出てくるひどい考え方の典型である。日本で言われている「高度プロフェッショナル」（高プロ）というのは、キャリア職の中で、さらに自分の裁量で業務量を調節できる立場の人間である。そして、その高プロ制度の導入に対して、ジョブ職の人間たちが反対を唱えているのである。おかげで、高プロの待遇も、その他のキャリアの待遇も、もちろんジョブの待遇も、ほとんど変わらない。

[raitu]

“現在は、ジョブ職の人間が賃金アップや雇用の安定といった権利を主張し、その成果をキャリアまでもが享受している。結局、一番得をしているのがキャリア職”

[nrp6]

キャリア型が脱落した時に学び直せる環境も必要。それがないと自分で選択したから自己責任という風潮が今より強まる一方で再挑戦ができなくなる。そうやって考えて行くと足りないものが多すぎ、先は長い、、

[el-condor]

同一労働同一賃金が本邦でできない最大の理由は「同一労働」を定義する能力を経営が欠いているからで偏に経営の問題。本邦で雇用契約の締結更新時に職務定義書を貰ったことある人どれだけいる?

[mkusunok]

日本に於いてジョブとキャリアを区別しないのは、戦後の電産闘争以降に従業員の多くを社員と位置づけてしまったところあたりから来てるんじゃないかな？戦前～占領期は社員・準社員と従業員とは分かれていた訳だし

[R2M]

https://tabelog.com/kanagawa/A1401/A140102/14079407/

[yarumato]

“キャリア職は高給の代わり職業が不安定になるべき。職業安定まである日本キャリア職はずるい。日本でキャリアとジョブをわけて考えないのはジョブ労働者に（ジョブ職を続けても給料アップ）都合が良かったから”

[seibe2]

だいたい同意。ただ、「初期のキャリア人材については、残業量などについてきちんと守られる必要」これはいらない、解雇しやすく/退職しやすくすれば良い。よりジョブ型とキャリア型が明確に分けられるだろう。

[vanbraam]

割と同意する所が多いのだが,ジョブ人材でも(正方向:熟練度等/負方向:病気,老齢化等)様々な要因で生産性に変化が生じうるので,"そのままでは自身のスキルがアップしない"は正しくないのでは

[spacefrontier]

2017年7月の記事 / 読んでて思った。「年功序列制」はジョブ職をキャリア職に見せかけるからくりだ、と。結果、キャリア職の裁量がなくなりジョブ職の残業も増える。そして「非正規雇用」という悪しき慣習をも生んだ。

[uheh]

そう思う

[takazoom]

内容からズレるが、キャリア人材にジョブを与えてると組織が衰退するよね、と思った。