西住みほは白旗を上げない〜「ガールズ＆パンツァー」主人公の在り方 - subculic

いったい、何本の白旗が仕込まれているんだろう。無骨なはずの戦車がその瞬間、少し可愛らしいオブジェクトに擬態する。横転して動けなくなったり、致命的な命中弾を受けて行動不能になった戦車に上がる白旗。この判定装置によって『ガールズ＆パンツァー』はスポーツの精神で行われる、あくまで「競技」（武道）なのだと視聴者に訴えかける。ひっくり返った戦車の「お腹」から白旗が上がる愉快な光景は、本作でしか見られない。楽しく、朗らかなギミックだ。主人公・西住みほが車長を務めるあんこうチーム・IV号戦車からも白旗は上がる。劇場版まで含めるとその数、なんと4度。テレビシリーズ12話、劇場版120分の間に「主人公メカ」が4度も撃破されているのだ。個人戦だったら、やられすぎと思ったかもしれない。しかし戦車道はチームで戦う競技であり、そこに妙味がある。たとえばサンダース戦（テレビシリーズ第6話）では、ナオミという作中屈指の

[c_shiika]

愛里寿は飛び級で周りと年齢差もあったから余計に孤立してるようにも見えた。　／　悲惨な状況でもどこか明るさを感じたのは、やっぱりスポーツだからかな。戦争やってる艦これなんかだとこうは行かない。

[DG-Law]

冷静で不屈，チーム型スポ根物のキャプテンとしては確かに比較的珍しいかも。／その辺のキャプテンシーはよく比較される宮永咲との決定的な違いではあるかな。

[sdtrd]

｢勇猛さではなく冷静な計算の上に立った捨て身の精神｣はチャーチルが撃破されたときそのものでもあるなあと思った。あと、４話で追い詰められつつも周囲を窺うみほが好き。西住みほは白旗を上げない。