「数学オリンピック」と呼ばれる「2014世界数学者会議(ICM)」には、世界の有名数学者5000人がソウルに集まる。大会期間に数学のノーベル賞と呼ばれる「フィールズ賞」に加え、「ネヴァンリンナ賞」(数理情報科学賞)や「ガウス賞」(応用数学賞)、「リーラーヴァティ賞」(数学大衆化賞)などの数学界有数の賞の授賞式が開かれる。また、数学の碩学らが大衆講演と数学映画の上映、数学ゲーム大会など、一般人にアプローチするための多様なイベントが繰り広げられる。 参加者の中で最も大衆の目を引く人物は、13日の大衆講演に登場するルネッサンス・テクノロジーのジェームズ・サイモンズ名誉会長(76)だ。サイモンズ名誉会長は大会開幕日の13日午後8時に、さまざまな産業を融合して新たな価値を創出する数学の影響力を紹介する大衆講演を行う予定だ。「クァント(Quant・定量分析)キング」と呼ばれることもあるサイモンズ名誉会