山中俊治の「デザインの骨格」 » 佐藤卓さんの「おいしい牛乳」

「『おいしい牛乳』のパッケージは完璧なデザインである。清潔感と俗っぽさのバランスといい、売り場での存在感といい、これほど完璧なデザインは滅多にないと心から思う。しかし私にとっては最低のデザインでもある。なぜなら、私はここから何のインスピレーションも得ることができないのだ。」 この「おいしい牛乳」のパッケージ・デザイン評を私は、公開のトークショーの場で、佐藤卓さんに直接言ってしまいました。尊敬を込めての発言なのですが、発言してから「最低」はいい過ぎだったかもとちょっと後悔しました。しかし、卓さんは大笑いしながら答えてくれました。 「いやいや最高の褒め言葉じゃないですか、うれしいですねぇ。」 もちろん褒め言葉でした。店頭に並んだ時のリズム、明解な色調、ネーミングの新鮮さとロゴの堂々とした感じ。清潔感と端正さがありながら、適度に大衆的。そのうえ、商品パッケージとして必要な情報を全部詰め込んで、な

[mornin3]

“あらゆるディティールに理由があるその周到さ”

[weeklydennpagraph]

「完璧なデザインは何のインスピレーションも生み出さない」

[maro_masa]

デザインとアート作品の違いって、ここかもしんないな。

[nakanushi]

たしかにこれパッケージに清潔感あるよね

[ks1234_1234]

「『おいしい牛乳』のパッケージは完璧なデザインである。清潔感と俗っぽさのバランスといい、売り場での存在感といい、これほど完璧なデザインは滅多にないと心から思う。」それとクリエイターとしての別の意見。

[mkoji530]

iphone

[SasakiTakahiro]

商品パッケージとして必要な情報を全部詰め込んで、なお煩雑さを感じさせません。あらゆるディティールに理由がある

[b4takashi]

なるほど、完璧過ぎてもうなにも出ないのか。