葬儀に派遣される女性スタッフの仕事をしていた だいたいの現場で私たちは..

葬儀に派遣される女性スタッフの仕事をしていた だいたいの現場で私たちは名前ではなく「レディさん」とか「スタッフさん」とか呼ばれる ご遺体のお迎えから火葬後までずっと関わっていく葬儀社と違い、私たちがご遺族と一緒にいる時間は通夜告別あわせて8時間くらいだ 開式前に初めて故人と遺族に会い、どういう方だったか最後までわからない時もある 初めて派遣された葬儀会社の、初めて会う担当者から、初めて会う遺族のことを開口一番「めんどくさい人たちです」とだけ言われる時もある もちろん勉強していたり資格を持っている人もいるけど、私たちは役所の手続きやお金、お墓についてのことをほとんど知らない わかるのは葬儀中のことだけだ 私たちは説明書だったり自動ドアだったりコート掛けだったり案内看板だったりした 真夏日でも氷点下でもスーツ1枚で外に立ち、背筋を伸ばし指先を揃え、薄い笑顔で案内した 鞄にはなんでも入っていた

[gmochein]

“私たちは説明書だったり自動ドアだったりコート掛けだったり案内看板だったりした”この表現すき 働くってだいたいこういう部分がある

[skgctom]

10万の葬儀やったってトラバも含めて趣深い。こんなサービスいらんから安くしてくれという意見も確かにあるし、こういうサービスに救われて「ここにお願いして良かった」と思う遺族も必ずいる。

[IthacaChasma]

これもまた、社会の一隅を照らす仕事。社会は誰かの仕事でできている。

[kash06]

鞄の中身で、仕事の解像度が上がるとか、人となりを想像できる感じが良かったです。

[rider250]

嫁実家地域にある葬儀社は超が付くほどの地域密着型で滅茶苦茶安い＆手厚いのだが一番驚かされたのは「やたら地域の情報に詳しい」こと。「あの人はめんどくさいから焼香は何番に」とか事細かにアドバイスをくれた。

[natu3kan]

昔の田舎の葬式だと、こまごました雑務は町内会の人がやってたけど、今は揉め事のリスク(香典の台帳を見られる)などの回避や過疎化で町内会から人が集まらなくなって、すっかり葬儀屋が手配した人がやる印象ある。

[ET777]

なんで派遣さんが持たないといかんのだと思ってしまった。それはそれとしてお心遣いに感謝

[kou-qana]

その節はお世話になりました。葬祭場付きでも葬儀社の人でもなく、葬儀社からスポット派遣依頼を受けているのかな。業務用物品は葬祭場備え付けか実費支給であってほしい。プロのオペレーションと私的な真心の交錯…

[donovantree]

>お客様の靴の底が剥がれた(よくある) 地方の親戚の葬儀に行った時、葬儀用の革靴に履き替えた瞬間に剥がれた。履いて行った靴が黒かったのでそれで乗り切ったがよくある事なんだ。そんな時の為の準備まですごいな。

[death6coin]

“私たちは説明書だったり自動ドアだったりコート掛けだったり案内看板だったりした”

[satanicagana]

葬儀

[yuzuk45]

葬儀社のステマ？

[filinion]

「説明書だったり自動ドアだったりコート掛けだったり案内看板だったりした」…「お茶酌みとコピー」的な話ではなく、ホスピタリティのための仕事として誇りを持ってやっていると…。しかしそれが非正規なのか…。

[kitakamix]

読ませる文章だなあ。すごい

[atashi9]

おくりびとの盗み無理だと思う

[dollarss]

素晴らしい増田文学、エッセイ

[onnanokom]

こういう優しさとプロ意識で、誰かの特別な一日が輝く“とにかく「大丈夫ですよ」というためにあらゆるものを鞄に入れていたーーそういう日に余計なノイズを入れてほしくないと思って、年々荷物は増えてしまった”

[watatane]

“私たちは説明書だったり自動ドアだったりコート掛けだったり案内看板だったりした”頭の片隅にずっと残りそう。素晴らしい表現。

[KariumNitrate]

サービス業の極みだな。こういう業務をAIあるいはテクノロジーが完全に代わることができた時に、人類は労働と幼年期から脱して次の段階に行けるのかもしれない。

[LM-7]

美しい感受性と心遣い。葬儀は生き残った者たちが故人の死と折り合いを付ける場所。そのセレモニーに入ってくるノイズを極力減らそうとする心遣いに感謝。

[t-ueno]

美しい

[pazl]

素敵な文章。相当な読書家かプロの文章。

[mionosuke]

靴の底、そういえば葬儀屋さんの近くによく落ちてる。滅多に履かないからぼろくなったものを履いてきてしまうんだな、なるほど。

[dkanikama]

小川洋子に出てきそうな人だ

[nanako-robi]

葬儀用の靴、なかなか履かないから綺麗なまま古くなっていくんだな。

[kurimax]

コメントでトラバってワードを見つけて懐かしく感じた。

[AspergerSyndrome]

年末にいい増田文学を読めてよかった。相談員やってても、だんだん荷物が増えてきてクライアントの困りごとを何とかするおせっかいなおばちゃんみたいになってきてるが、こんな風にスマートに仕事したいなぁ。

[norikki]

優しさが文面から滲み出ている

[rawnyan]

文章うまいな。比喩表現がうまく読みやすい

[anus3710223]

プロ意識すごい。自分にそこまでの意識があるだろうか

[blanccasse]

「私たちは説明書だったり自動ドアだったりコート掛けだったり案内看板だったりした（略）誰の記憶の中にも私たちはいないけど、私たちの中にはそういう新しい気づきが生まれて次の葬儀がよりよくなることは嬉しい」

[iasna]

気遣いのお仕事すごいわ、そこまで気が回っているとは思わなかった。

[dokuco]

こういう方々の好意、サービスに支えられている日本の産業、低賃金のままだから経済成長率がないんだといつも思う

[ch1248]

メンタルケア中心の仕事ですね。向き不向きがはっきり分かれるので、うんざりしてすぐ辞める人もいるのだろうな。

[metroq]

面白いお話だったけど、こんな人居たっけかな？という気持ち

[mory2080]

"靴の底が剥がれた(よくある)" 普段履かない革靴、劣化してるの気が付かないんだよね。自分も葬儀に向かう途中に壊れだし、シャッター開け始めた靴屋に飛び込んだ事あるw

[raitu]

“私たちは説明書だったり自動ドアだったりコート掛けだったり案内看板だったりした 真夏日でも氷点下でもスーツ1枚で外に立ち、背筋を伸ばし指先を揃え、薄い笑顔で案内した”

[Imamura]

味わい深い

[gyakutorajiro]

「大丈夫ですよ」というために必要なものを用意して現場に佇むプロ意識、いいな。旦那を玄関まで見送って鞄を渡す、それも美しい気付きか。葬儀の仕事を経て、鞄の中身の向こうに思いやる人がいる事実が浮かんだのね

[ext3]

どっかからのコピペか？