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あいさつの習慣一つで、人は大きく性質が変わる、という話。
かつて欧州を旅していた時の事だ。 彼の国では、エレベーター等で顔を合わせたら、知らない人間だろうが... かつて欧州を旅していた時の事だ。 彼の国では、エレベーター等で顔を合わせたら、知らない人間だろうがまず間違いなく「Good morning!」等の挨拶をされる。 最初の頃、僕は「へっ!?何か会話始まるの?」と身構えつつ「ぐっど、もーにん」と返していたのだけど、誰にこう返してもみんなニコッと笑ってそのまま会話が打ち切られた。 会話が始まった事は一度としてなく、次第に僕も「ああこれはこういう文化なのだな」と納得していく事となった。 私は敵ではない、という意味での挨拶 陸続きで多様な文化を内包する欧州にとって、異邦人をどう受け入れるかは難しい問題だ。 彼らはその緊張感を緩和するためにも、挨拶が通じる相手か否かという最低限の入り口を敷く事を無意識のうちに日常生活に挨拶という形で導入し、 「私は会話が通じる人間ですよ。あなたの敵ではありません」 とのメッセージを日常生活の中に組み入れて居心地のよい空
2019/06/10 リンク