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「頭のうえを何かが」書評 リハビリの技法としての芸術|好書好日
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「頭のうえを何かが」書評 リハビリの技法としての芸術|好書好日
「頭のうえを何かが」 [著]岡﨑乾二郎 造形作家の岡﨑乾二郎は2021年に脳梗塞(こうそく)(スト... 「頭のうえを何かが」 [著]岡﨑乾二郎 造形作家の岡﨑乾二郎は2021年に脳梗塞(こうそく)(ストローク)で倒れ、右半身の麻痺(まひ)という深刻な事態に見舞われた。本書はそのリハビリの経過を、入院中に描いた40点余りの絵(詩人ぱくきょんみの穏やかな文が添えられている)とともに記した手記である。 岡﨑はもともと「可塑(かそ)性」と「実験」をキーワードに芸術教育を実践してきた。リハビリはまさに脳の可塑性を頼りに、脳と身体のつながりを再創造し「自分自身を組み替える」作業である。その場合、頭でこうだと思っている感覚は、えてして実際の動きとずれてしまう。プライドを捨て、わずかな感覚の違いを察知して、動作をイメージし直さねばならない。 もとより「誤作動」する脳を、当の脳によって修正することはできない。ゆえに、岡﨑は身体のさまざまな部位の発している情報に耳をそばだて「自分の身体を他人の大切な持ち物のよう