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風景という名の入り口 - Blue あなたとわたしの本
エッセイ Blue 33 自分のためだけの風景というものがある。あるいは、自分のためだけの風景だと思える... エッセイ Blue 33 自分のためだけの風景というものがある。あるいは、自分のためだけの風景だと思える風景がある。そんな景色に出逢うと、すぐにそれとわかる。一年に数えるほどしかない。二、三回もあれば上等だろう。友人といっしょのときにそんな風景とめぐり逢うと、できるだけ早いうちに、その場所へ戻ることにしている。今度は一人きりで。予定は何も入れない。真っさらなスケッチブックのような一日のなかで、特別な景色と向かい合う。単独にならないと、五感や六感を全開にすることはできない。風景のほうも、自らを開け放ってはくれない。本当に「見る」ことをしないと、それは訪れない。本当に「聴く」ことをしないと、それは聴き取れない。待つ。この時間も、良いのだ。だから何も描かれていない白紙の一日を用意する。 やがて風景は、内気な少年や少女が警戒をゆるめるように、まばゆいその美しさを徐々に見せてくれるようになる。 空が
2021/04/21 リンク