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リザードマンが呉れたもの 下 - 辺境にて
私がこれまで釣ってきたものは、ガティン(アジ類)を除けばあとは珊瑚(刺胞動物の集合住宅)、軍手(軍手)... 私がこれまで釣ってきたものは、ガティン(アジ類)を除けばあとは珊瑚(刺胞動物の集合住宅)、軍手(軍手)などの魚類というよりは雑貨類だ。基本的にはゴミを釣るのが得意だ。だからこんなに手応えのある魚は初めてだ。 泳がせ、引き、岩に逃げれば出るまで待つ。ごく短い攻防ではあったがこれには新種の愉しさがあった。 やがて引いても立ててもただ重くのっぺりとした手応えになった。それはもう浜まで揚がったからだそうだ。その頃には、もういつのまにか夜の帳はこの世界を覆っていた。 ランタンを片手に頼りない梯子をたわませデッキから浜へ降りる。 獲物へ向かう。先を早足で急いでいたトラボルタが、喜色を帯びた声で叫んだ。 「タマン!」 波打ち際には形の良い奇麗な色の魚が暴れていた。「ここで締めます」と言うのでポケットから折り畳みナイフを取り出し渡す。 「リザードマンからの贈り物じゃ」 「ホントそうス!」 それからトラボル
2024/05/07 リンク