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カシオ初の「非創業家」社長が抜てきされた裏側、樫尾家の返り咲きはあるか
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セイコー、シチズン、カシオ 時計“御三家”の黄昏 セイコー、シチズン、カシオ――。かつてお家騒動などで... セイコー、シチズン、カシオ 時計“御三家”の黄昏 セイコー、シチズン、カシオ――。かつてお家騒動などで世間の耳目を集めた日本の「時計御三家」に、今度はビジネスモデル崩壊の危機が迫っている。ロレックスをはじめとする海外メーカーにはブランド力で圧倒的な差をつけられている上、スマートウオッチの台頭で異業種に市場を侵食されている。このままでは、名門3社のグローバル市場におけるプレゼンスは低下するばかりだ。プライド高き内弁慶企業が抱える「時計業界の闇」を描き切る。 バックナンバー一覧 電撃的なトップ交代で、時計業界に激震が走った。この4月、樫尾家が代々社長を務めてきたカシオ計算機で初の「非創業家」社長が誕生したのだ。創業メンバーである樫尾四兄弟の子息が経営幹部に名を連ねているにもかかわらず、非創業家のトップが選出されたのはなぜなのか。再び、社長のバトンが創業家へ受け継がれることはないのか。特集『セイ