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第260回 『方言漢字』その1 | 漢字の現在(笹原 宏之) | 三省堂 ことばのコラム
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第260回 『方言漢字』その1 | 漢字の現在(笹原 宏之) | 三省堂 ことばのコラム
漢字には地域差がある。中国と台湾とで簡体字と繁体字の違いがある、というのはすでに常識である。それ... 漢字には地域差がある。中国と台湾とで簡体字と繁体字の違いがある、というのはすでに常識である。それらと日本とで、漢字の発音や意味、「廣」「广」「広」のように字体が異なることもよく知られている。漢字は、言語の地域差を超克する文字であると同時に、地域による違いの発生が避けがたい文字でもあった。現代の日本の中でも、よく観察をするとあらゆるレベルで、漢字には地域差が見いだせる。 方言文字と呼ばれ、戦後、断片的に報告されてきたものも、その中に含まれる。私も、集団文字の一種としてずっと気に掛けてきたもので、「地域文字」と名付けて、その奈良時代前後から始まる歴史と現代の実際を追いかけてきた。 今月、『方言漢字』(角川学芸文庫)という本を上梓することになった。この連載に記した小文のうち、各地を歩いて得た素材も、あれこれと盛り込ませていただいた(早くよりご快諾下さっていた三省堂に深く感謝申し上げます)。 漢字