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「自主避難者」住宅の無償提供が打ち切り! 福島県「17年3月まで」と発表 | AERA dot. (アエラドット)
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「自主避難者」住宅の無償提供が打ち切り! 福島県「17年3月まで」と発表 | AERA dot. (アエラドット)
河井さん宅に取材に行ったのは午後3時ごろ。母の目線の先には、近所の子どもたちと遊ぶ娘の姿が。子ど... 河井さん宅に取材に行ったのは午後3時ごろ。母の目線の先には、近所の子どもたちと遊ぶ娘の姿が。子どもたちには「避難者」かどうかは関係ない(撮影/写真部・植田真紗美) 福島県は6月15日、いわゆる「自主避難者」への住宅無償提供を2017年3月で打ち切ると発表した。復興の加速と帰還促進を目指す国の意思だという。(フリーライター・吉田千亜) 「うるせぇ! 帰るところがあるヤツは、帰れ!」 スポーツセンターの広いロビーに、初老の男性の怒号が響いた。身をすくめる子どもたち。言葉を向けられた河井加緒理さん(33)も咄嗟(とっさ)に返す言葉がない。 「私たちは、認められない存在なんだ……」 そう自覚した瞬間だった。2011年3月下旬。栃木県内のスポーツセンターでのことだ。 東日本大震災に伴う原発事故からの避難者が身を寄せていた。誰もが同様の境遇なら、冒頭の発言はなかったかもしれない。だが、避難者は政府によ