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No.022 シュルレアリスムの正統後継者―朝吹亮二評論集『アンドレ・ブルトンの詩的世界』(前編) | 総合文学ウェブ情報誌 文学金魚 ― 小説・詩・批評・短歌・俳句・音楽・美術・骨董・古典・演劇・映画・TV
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No.022 シュルレアリスムの正統後継者―朝吹亮二評論集『アンドレ・ブルトンの詩的世界』(前編) | 総合文学ウェブ情報誌 文学金魚 ― 小説・詩・批評・短歌・俳句・音楽・美術・骨董・古典・演劇・映画・TV
書名:『アンドレ・ブルトンの詩的世界』 発行:慶應義塾大学法学研究会 発売:慶應義塾大学出版会株式... 書名:『アンドレ・ブルトンの詩的世界』 発行:慶應義塾大学法学研究会 発売:慶應義塾大学出版会株式会社 初版発行:2015年10月30日 定価:4,900円(税別) 朝吹亮二の『アンドレ・ブルトンの詩的世界』を読んで驚いた。ストレートに言えば、朝吹氏がここまでシュルレアリストだったとは思っていなかった。朝吹は慶應大学の先生だが、日本に初めて本格的にシュルレアリスムを紹介したのは慶應大学の先達で詩人の西脇順三郎である。西脇門下から自他ともに正統シュルレアリストを称した瀧口修造が出た。戦後になってその影響下に東大系の飯島耕一、大岡信、東野芳明らがシュルレアリスム研究会を結成し、戦前は不十分な受容に終わった日本のシュルレアリスムが、理論研究でも実践面でも軌道に乗ったのである。ただシュルレアリスムはすでに終わった過去の文学運動のはずだった。 もちろん〝シュルレアリスムが終わった〟というのは言葉の綾
2016/08/18 リンク