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塚本邦雄「黄金律」の平易な短歌 ベスト10 - 何かのヒント
塚本邦雄の短歌は難解で晦渋で、さらに旧字旧仮名表記という障壁があって、歌集のタイトルも厳めしいの... 塚本邦雄の短歌は難解で晦渋で、さらに旧字旧仮名表記という障壁があって、歌集のタイトルも厳めしいので、その雰囲気だけで敬遠している人が多いのではないだろうか。 しかし、実際は一読してすぐに意味のわかる作品、ユーモラスな作品もかなりあるので「続・塚本邦雄歌集」収録の歌集「黄金律」から親しみやすい平易な十首を選んでみた。 まずは第十位! 百年後のわれはそよかぜ地球儀の南極に風邪の息吹きかけて 地球儀にフーッと息を吹きかけている! 実は、こういう茶目っ気があるのが塚本邦雄の面白い所なのだが、そこを分かってほしい! 続いて第九位! 母てふはははと笑ひて立ちつくす冬の芒のごとき女人ぞ 母というものは「はは」と笑うものなのだと言っている! ダジャレか! 次は第八位! 詩人たることはさておきボクサー犬カタログに選るひとときの夏 自分自身の詩業、詩歴の全てを「それはさておき」と脇に退けてしまった! そんな夏
2015/04/16 リンク