きっかけになるような単語を二つほど決めて、予測変換で出てくる単語のリストから選んで言葉の連なりを作る。 それを五七五七七になるような、ならないような、意味があるようなないような微妙な線でまとめる。これが予測変換短歌である。 今回は鑑賞文をつけてみた。 夜は冷えようでないので気をつけて 行ってきますのご連絡 【鑑賞】おそらく今夜は冷えるようだ、いやそうでもないかもしれない。そう考えて「気をつけて」と送り出す。母親か、妻か。言われた子か夫は「行ってきます」と応じるが、今の時代においては、互いに口で言うのではなくメールかLINEで伝えるのである。 十通りの人たちがいるチャンさんの 誕生ケーキは絶対的に 【鑑賞】「張(チャン)さんの誕生日になると、必ず十人のさまざまな人たちが絶対に来るんだよね。しかも朝から来て、まだかまだかって、誕生日のケーキが届くのを待っているんだよ」と嘆いている。 族によって