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俳句の本を読む:「八十八句」丸谷才一 - 何かのヒント
「八十八句」は丸谷才一の句集である。 しかしこの本は非売品で、全集の初回配本分の特典になっていたも... 「八十八句」は丸谷才一の句集である。 しかしこの本は非売品で、全集の初回配本分の特典になっていたもの(注:後に「七十句」と合わせて文庫化された)。 七十句/八十八句 (講談社文芸文庫) 作者: 丸谷才一 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2017/11/10 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る 私は全集を買った訳ではなくて、たまたま図書館にあったので借りて読んだ。 中身は題名の通り「八十八句」からなるかというとそうではなくて、実際は百四句ある。 今度『七十句』 以後の作をまとめて出してもらふことにしたが、句数は題と揃へてあるわけではない。いい加減である。これも俳味と受取つてもらへると嬉しい。 とあとがきに記されている。 「春」「夏」「秋」「冬」「新年」と分かれているので、順番に何句か紹介してみたい。 まずは「春」。 生きたしと一瞬おもふ春燈下 この句には添え書きがあって「金沢
2015/08/06 リンク