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書評に関するankoroのブックマーク (25)

  • ストレートに事態が悪化する本 - めちゃくちゃブックス

    自分の住む市の図書館で、今月から読書会を開催できることになった。前々から「死ぬまでに一度は自分主催で読書会をやってみたい」と考えていたので、大げさに言うと「夢がかなった!」というレベルで喜ばしいことである。 しかし前途は多難というかそれ以上で、早くも暗礁に乗り上げているというレベルで困っている。ひとつは参加者がなかなか集まらないことと、集まっても「普段からをあまり読まない」「難しいはわからない」という参加者が混じっているため、そうそう自分の好きなばかりを扱うことができない。 よって比較的読みやすく、親しみやすく、かつ面白いを課題図書として選びたいと思うのだが、それがかなりの難題なのである。しかも課題図書リストから選ぼうにもリスト自体が今ひとつパッとしない。 そんな中で最近、これはいいなと思って読んだのは沢木耕太郎の「凍」で、登るのが困難な山に挑む登山家に関するノンフィクションである

    ストレートに事態が悪化する本 - めちゃくちゃブックス
    ankoro
    ankoro 2018/06/07
    #読書  #読書会
  • 「俳句の本を読む」のまとめ(14冊) - めちゃくちゃブックス

    別のブログで俳句を読んだ記録が残っているので、まとめてみた。数えてみたら14冊もある。 俳句を読む カテゴリーの記事一覧 - 何かのヒント hint.hateblo.jp hint.hateblo.jp hint.hateblo.jp hint.hateblo.jp hint.hateblo.jp hint.hateblo.jp hint.hateblo.jp hint.hateblo.jp hint.hateblo.jp hint.hateblo.jp hint.hateblo.jp hint.hateblo.jp hint.hateblo.jp hint.hateblo.jp この中でお勧めしたいのは「古句を観る」で、次点は「機嫌のいい犬」「変哲半生記」「四合目からの出発」あたり。 古句を観る (岩波文庫) 作者: 柴田宵曲 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 1985/1

    「俳句の本を読む」のまとめ(14冊) - めちゃくちゃブックス
    ankoro
    ankoro 2018/01/21
    #読書 #俳句
  • 「海神丸(付・『海神丸』後日物語)」野上彌生子 - めちゃくちゃブックス

    漂流してあっという間に水も料も尽きてしまった海神丸に乗った4人の男がさあどうなる、という実話を元にした小説。 この手の極限状況下における人間模様は、いつ読んでも興味深く読める。空腹も怖いが、エゴ丸出しの人間はもっと怖く、その辺の葛藤が読みどころである。 海神丸 (岩波文庫 緑 49-1) 作者: 野上彌生子 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 1970/01 メディア: 文庫 クリック: 22回 この商品を含むブログ (8件) を見る この人の筆づかいは常に冷静で、余計な感傷がない。絶望的な状況にありながら、海や空や太陽の美を描く所などにそれを強く感じる。 もしお天気でも悪ければ、それに敵対する必要上からでもかえって気が引きしまったかもしれなかった。が、毎日美しい日ばかり続いた。明けても暮れても目に入るものはからっぽの無限に広い二つの空間――空と海、その間にただ一つの大きな鋲のように

    「海神丸(付・『海神丸』後日物語)」野上彌生子 - めちゃくちゃブックス
  • 書店で買うのに多少の勇気が必要な写真集 ベスト3 - 何でもベスト3

    写真集を買う場合、普通に週刊誌や小説を買うのとは別種の勇気が必要になるケースがある。 今回は、そんな写真集のベスト3をご紹介してみよう。 まずは、衝撃的な第三位。 死体のある光景―写真集〈デス・シーン〉 作者: キャサリン・デューン,大塚一軌 出版社/メーカー: 第三書館 発売日: 2006/07 メディア: 単行 購入: 4人 クリック: 41回 この商品を含むブログ (8件) を見る 「死体のある光景」。 文字通り、嘘いつわりなく、死体そのものが写し出されている写真ばかりだ。 死体の写真を見つめていると、厳粛な空気に飲み込まれて、頭の中や体内から一切の音が消えるような感覚に包まれる。 個人的には名作である。 しか死、このをレジに持っていくには、すこ死ばかりの勇気がいるだろう! 続いて、戦慄の第二位……。 忘れられた人々―中国精神病人的生存状況 作者: 張大克,馬小虎,李丹 出版社/

    書店で買うのに多少の勇気が必要な写真集 ベスト3 - 何でもベスト3
  • 「忘れられたバッハ ユーモア・スケッチ絶倒篇」浅倉久志(編・訳) - めちゃくちゃブックス

    「忘れられたバッハ」は「エンサイクロペディア国の恋 」の続きというか片割れというか、二冊でワンセットの残り半分である。 忘れられたバッハ (ハヤカワ文庫NV―ユーモア・スケッチ) 作者: フランクサリヴァン,浅倉久志 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 1991/11 メディア: 文庫 クリック: 9回 この商品を含むブログ (8件) を見る 冒頭の「逆行魔」は何でもかんでも遡って、元へと辿ってしまうジャギンズという男の話。 しかし、ジャギンズは、どんな学問をしても何となく長続きしなかった。入学してしばらく、彼は非常な熱意でフランス語をまなんでいた。だが、そのうちに、フランス語をほんとうに知るには、まず古フランス語とプロヴァンス語をマスターする必要があると気づいたらしい。しかし、いざそっちに首をつっこんでみると、こんどはラテン語が自由に使いこなせなければとてもむりだということが明らかに

    「忘れられたバッハ ユーモア・スケッチ絶倒篇」浅倉久志(編・訳) - めちゃくちゃブックス
  • これ以上美しい「星一つ」のレビューを見たことがない 静かに荒ぶるリニューアル『クウネル』のamazonレビューが話題に

    Chou Hui-chi @SumiKeiKi Amazonのレビューが面白い!「クウネルじゃない」とか「kunelの雑誌名を借りただけ」「今までと全く別の雑誌」など!(^_^) amazon.co.jp/nel-%E3%82%AF%… pic.twitter.com/WHVYkuLnzy 2016-01-21 17:14:55

    これ以上美しい「星一つ」のレビューを見たことがない 静かに荒ぶるリニューアル『クウネル』のamazonレビューが話題に
    ankoro
    ankoro 2016/01/23
    「暮しの手帖」を引き継いで、きちんと全うした松浦弥太郎の仕事は凄かったんだなと思わせる。
  • 「誰も書けなかった『笑芸論』」でへーッと思った箇所 ベスト3 - 何でもベスト3

    書は高田文夫が、これまでの生い立ちやお笑い関係者との交友を綴ったである。 誰も書けなかった「笑芸論」 森繁久彌からビートたけしまで 作者: 高田文夫 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2015/03/10 メディア: 単行(ソフトカバー) この商品を含むブログ (8件) を見る これまでに書かれたと重複する部分もあるものの、いわば集大成的な一冊なので読み応えがあった。 今回は読みながらへーッと思ったり、唸ったりした箇所を挙げてみたい。 まずは第三位! 「バイビー!」の件について! 「余談ですが……」と前置きして、ビートたけしのANNにおける「バイビー!」の由来について書かれている! (略)たけしと私で「じゃあネ、バイビ~~」と言っていたが、あれは当時TVでさかんにアン・ルイスが使っていた口ぐせ。最初の進行表に私が何気なく「バイビーーッ」とエンドのところにメモがわりに書いといたら

    「誰も書けなかった『笑芸論』」でへーッと思った箇所 ベスト3 - 何でもベスト3
  • 「年を経た鰐の話」レオポール・ショヴォ - めちゃくちゃブックス

    昭和14年に山夏彦が翻訳した童話集である。 「年を歴た鰐の話」「のこぎり鮫とトンカチざめ」「なめくぢ犬と天文学者」の三作を収録。 年を歴た鰐の話 作者: レオポール・ショヴォ,山夏彦 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2003/09/12 メディア: 単行 クリック: 18回 この商品を含むブログ (18件) を見る 何と言っても表題作がダントツの出来で、これは凄い。「ナンセンスな童話で、わけがわからない」と言ってしまえばそれまで だが、あらゆる名作がそうであるように、多様な解釈を受け入れてかつ、 そのどれもが正解にはなり得ない。 訳者の前書きでも解説者の後書きでも、 「意味を求めてもただ自分の姿がそこに顕になるだけで、蟹は自分の姿に合った穴を掘るだけだ」 と念を押している。 しかしあらゆる名作と同様に、何かを言いたくてたまらなくなることも事実で、この童話の前で沈黙はできない。

    「年を経た鰐の話」レオポール・ショヴォ - めちゃくちゃブックス
  • 書くことあり日記:【一周年記念企画】読書関連の記事のまとめ - 何かのヒント

    読書関連の記事も読み直して、まとめてみた。 しかし「バカバカしい記事」に比べるとずっと少なくて、十二回分だけである。 hint.hateblo.jp hint.hateblo.jp hint.hateblo.jp hint.hateblo.jp hint.hateblo.jp hint.hateblo.jp hint.hateblo.jp hint.hateblo.jp hint.hateblo.jp hint.hateblo.jp hint.hateblo.jp hint.hateblo.jp 最後に、広く推薦したいを五作に絞るとするなら、 何用あって月世界へ―山夏彦名言集 (文春文庫) 作者: 山夏彦,植田康夫 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2003/07 メディア: 文庫 クリック: 2回 この商品を含むブログ (35件) を見る 「何用あって月世界へ」山夏彦 エセ

    書くことあり日記:【一周年記念企画】読書関連の記事のまとめ - 何かのヒント
    ankoro
    ankoro 2015/08/25
    id:fktack さん> ヘーゲルの「歴史哲学講義」は読むのがしんどいですが、「エセー」は滑り台を滑り降りるような感じで読めるのでおすすめです。
  • 「ぼくの伯父さんの東京案内」沼田元氣 - めちゃくちゃブックス

    沼田元氣は盆栽や写真、みやげ物や喫茶店、近年はこけしなど、その時期によって異なるテーマのを出しているという、肩書きを説明し難い人である。 ぼくの伯父さんの東京案内 作者: 沼田元気 出版社/メーカー: 求龍堂 発売日: 2000/07 メディア: 単行 購入: 3人 クリック: 17回 この商品を含むブログ (23件) を見る 「ぼくの伯父さんの東京案内」はタイトルとは異なり、東京の名所案内のではない(一応、渋谷や銀座に関する話題も少し出てくる)。 では何かというと、東京に生きる「伯父さん」の生活と意見を控え目に綴った文章がページの下半分に配置され、上半分は東京の写真からなるというである。 つまり架空の人物を描いたフィクションのようであり、随想のようでもあり、写真集でもあり、結局はそのいずれにも属さないという独特のスタイルを持っている。 また「伯父さん」という表記から推測されるよう

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  • 俳句の本を読む:「八十八句」丸谷才一 - 何かのヒント

    「八十八句」は丸谷才一の句集である。 しかしこのは非売品で、全集の初回配分の特典になっていたもの(注:後に「七十句」と合わせて文庫化された)。 七十句/八十八句 (講談社文芸文庫) 作者: 丸谷才一 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2017/11/10 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る 私は全集を買った訳ではなくて、たまたま図書館にあったので借りて読んだ。 中身は題名の通り「八十八句」からなるかというとそうではなくて、実際は百四句ある。 今度『七十句』 以後の作をまとめて出してもらふことにしたが、句数は題と揃へてあるわけではない。いい加減である。これも俳味と受取つてもらへると嬉しい。 とあとがきに記されている。 「春」「夏」「秋」「冬」「新年」と分かれているので、順番に何句か紹介してみたい。 まずは「春」。 生きたしと一瞬おもふ春燈下 この句には添え書きがあって「金沢

    俳句の本を読む:「八十八句」丸谷才一 - 何かのヒント
    ankoro
    ankoro 2015/08/06
    丸谷才一「八十八句」
  • 「ほげちゃん」やぎたみこ - めちゃくちゃブックス

    「ほげちゃん」は、このタイトルにこの表紙という時点で既に、に手を伸ばしたくなるような力を持っている絵である。 ほげちゃん 作者: やぎたみこ 出版社/メーカー: 偕成社 発売日: 2011/06/02 メディア: ハードカバー クリック: 5回 この商品を含むブログ (26件) を見る ほげちゃんは、何のぬいぐるみだか分からないような↑この顔つきのせいで、たちまち家族に受け入れられる。 ところが、余りにもすんなりと受け入れられすぎて、ほとんど何をしても構わない、どう乱暴に扱っても平気の平左だという、いわば虐げられているような状態にまでエスカレートしてくる。ほとんど家族同様の親密な存在として受け入れられているからこそ「どうなろうと完全無視」に近い状態になっているので、そこが何とも冷たく同時に暖かみもあるという悲喜劇である。この前半部分の絵と文章にギャップがあって、読者のツッコミ待ち状態に

    「ほげちゃん」やぎたみこ - めちゃくちゃブックス
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    ankoro 2015/08/05
    ほげちゃん
  • ですます調で書かれた名著 十選 - 何かのヒント

    「ですます調」で書かれた文章を読むのが好きなので、時々ひっそりとそういうだけを集めて読んだりする。 しかし、そういった嗜好を持つ同志がいないのでやや寂しい。 そこで、どこかにいるかもしれない(いないかもしれない)孤独な仲間たちに向けて、夏休み課題図書を選定するつもりで十冊のを選んでみた。 1.「セールス・アドバンテージ」D.カーネギー セールス・アドバンテージ 作者: Dカーネギー協会,山望 出版社/メーカー: 創元社 発売日: 2005/03/01 メディア: 単行 クリック: 32回 この商品を含むブログ (6件) を見る カーネギーのこのは「セールス」、日風に言うと「営業」について書かれたもので、地の文も誰かの名言の引用も全てがですます調になっている。 ですます調で品よく「セールス」を分析し、整理し、段階的・体系的にまとめているので、いつの間にかこちらも品よく分かったよう

    ですます調で書かれた名著 十選 - 何かのヒント
    ankoro
    ankoro 2015/08/05
    ですます調の名著
  • 「おばけのてんぷら」せなけいこ - めちゃくちゃブックス

    「めがねうさぎシリーズ」中の一作が「おばけのてんぷら」で、全体的にユーモラスなのだが、それ以上にどことなくピントが狂っている、たくまざるユーモアの見られる作品である。 おばけのてんぷら (絵のひろば 29) 作者: せなけいこ 出版社/メーカー: ポプラ社 発売日: 1976/11 メディア: 単行 クリック: 27回 この商品を含むブログ (40件) を見る 冒頭は、うさこちゃんがこねこくんのおべんとうに入っていたてんぷらに魅力を感じる場面である。しかし、なぜこねこくんが一人でおべんとうをべているのか、よくわからない。おべんとうはいわゆる日の丸弁当で、梅干しとご飯にてんぷらである。 「おいものてんぷらなら たべてもいいけど、 おさかなのてんぷら とっちゃいやだよ」 という台詞があるが、おべんとうとして少々不自然である。 あまり絵に難癖をつけても仕方が無いのだが、その後でうさこちゃ

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  • 「俳句で綴る変哲半生記」小沢昭一 - めちゃくちゃブックス

    小沢昭一のは、テーマが何であれ、形式(聞き書き・エッセー・対談など)が何であれ、みなユーモアがある。 人が飄々としていて、何をやっても面白い人なのだが、知らない人にその面白さを説明するとなると今後は難しくなるのかもしれない。そもそも業は最後まで俳優だったのかどうか、晩年はラジオで話をするのがメインの仕事になったのかどうか、文筆家としての評価が高いのかどうか、その辺りは私もよく知らない。 俳句で綴る 変哲半生記 作者: 小沢昭一 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2012/12/21 メディア: 単行 この商品を含むブログ (4件) を見る このは小沢昭一の句集で、もしかすると今後は「小沢昭一の代表作」としての座を占めることになるかもしれないである。昭和四十四年から晩年までの四千句を収録している。 きんたまに両手かさねて夜寒かな 足の蚊を足で打ちつつ長電話 四月馬鹿度を過ご

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  • 「女生徒」太宰治 - めちゃくちゃブックス

    6月19日の桜桃忌にちなんで、太宰治の小説を何点か採り上げてみたい。 太宰治というと、必ず代表作として「人間失格」「斜陽」「走れメロス」などが挙げられる。「苦悩して自殺した作家」というイメージだが、時代が下るにつれてそのような面の他に、面白い作家としての側面が見直されてきたようである。 星新一や小林信彦は、かなり前から世間一般のイメージとは間逆の「ユニークな作家」として太宰治を捉えていた。 女生徒 (角川文庫) 作者: 太宰治,梅佳代 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング 発売日: 2009/05/23 メディア: 文庫 購入: 2人 クリック: 44回 この商品を含むブログ (35件) を見る 女生徒 (角川文庫) 作者: 太宰治 出版社/メーカー: 角川書店 発売日: 1997/06 メディア: 文庫 購入: 2人 クリック: 13回 この商品を含むブログ (52件) を見る

    「女生徒」太宰治 - めちゃくちゃブックス
  • 俳句の本を読む:「古句を観る」柴田宵曲 - 何かのヒント

    俳句が数々ある中で、これまでに私が読んだはせいぜい数十冊にすぎない。 その数十冊の中で何の留保も条件もつけずに☆5つと言えるは二冊しかなくて、そのうちの一冊が書である。 ところがこのの紹介は妙に難しい。 良いならその良い点をただ素直に挙げていけば済む話だが、このはどの部分を紹介すればいいのかを考えながら読んでいるうちに、またじっと読みふけってしまう。 書いてある内容を熟知していても、また読み返したくなる。 古句を観る (岩波文庫) 作者: 柴田宵曲 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 1985/10/16 メディア: 文庫 クリック: 4回 この商品を含むブログ (3件) を見る 柴田宵曲の文章には人心を穏やかにさせる性質があって「このは凄い!ぜひ読むべき!」といった興奮型の書評や感想を書く場合の心理とは真逆の方向へと心を持っていかれる。 むしろ日頃のザワザワ、そわそ

    俳句の本を読む:「古句を観る」柴田宵曲 - 何かのヒント
  • 俳句の本を読む:「俳句 四合目からの出発」 - 何かのヒント

    大抵のは一読した直後におよその印象や評価が定まって、それ以降ほぼ動かない。だから再読して評価が上がったりすると、それがかなりの名作であると実感できる。 このはかれこれ二十年以上も手許にあって時々読み返しているが、印象も評価もその時その時で上下動しているという珍しいである。ひと言では言い難いものがあるので、今回はその印象の推移を順番に追ってみたい。 1.星新一「きまぐれ博物誌」 きっかけは中一の頃で、星新一のエッセー集「きまぐれ博物誌」に収録されている書評でこのを知った。当時の私はまだ純朴であったため、というものは真面目な人が真面目な内容を真面目に書くものだと固く信じていた。 きまぐれ博物誌 (角川文庫) 作者: 星新一 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング) 発売日: 2012/12/25 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (2件) を見る ところが星新

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  • 【今週はこれを読め! SF編】日常感覚と寓話性で紡がれる「逆さの未来」 - 牧眞司|WEB本の雑誌

    その未来では、いろいろなものごとが「逆さ」になっている。 老人は百歳を越えてさらに元気を増すのに、子どもは虚弱で介助なしには生活ができず死亡率も高い。産業・経済がさかんなのは北海道と沖縄で、東京は物資が乏しく活気がない。人びとがだんだん電化製品を使わなくなったため、開発も生産も停滞している。インターネットはとうに廃止され、それを祝う「御婦裸淫の日」が国民の祝日として制定された。こうした新しい祝日は、上意下達ではなく公募と国民投票によって民主的に決定される。そもそも日政府そのものが、いまや民営なのだ。警察も民営化され、吹奏楽の演奏を主業務としている(町を練り歩いて子どもたちに大人気だ)。グローバル化なんて発想そのものが廃れ、誰もが当然のように鎖国を受け入れている。あらゆる分野で外来語がなくなり、せいぜい犬の種類や農産物をあらわすのに使われる程度だ。オレンジには定価があるが、切手には定価がな

    【今週はこれを読め! SF編】日常感覚と寓話性で紡がれる「逆さの未来」 - 牧眞司|WEB本の雑誌
    ankoro
    ankoro 2014/11/19
    「伝統的なSFが物語に要請する「外挿」や「蓋然」が働いていない」
  • 自分でも半ば忘れかけていたくせに、急に人に勧めたくなった本 ベスト3 - 何でもベスト3

    最近、アマゾンのインスタントストアという形で、おすすめするのリストを作っている。 おすすめの 中には、自分でも忘れかけていて、 「あっ、そういえばあれは実にいいだった!」 と急に思い出して、慌ててリストに入れているもある。 今回はそのようなの中から、つい2,3日前までは忘れていたを挙げてみよう! まず第三位! 寄せが見える 〈基礎編〉 (最強将棋レクチャーブックス (1)) 作者: 森けい二 出版社/メーカー: 浅川書房 発売日: 2004/04/21 メディア: 単行 購入: 4人 クリック: 32回 この商品を含むブログ (14件) を見る 「寄せが見える<基礎編>」!! 「将棋なんて興味が無い、大嫌いだ!」 という人はともかくとして、 「駒の動かし方くらいなら知っている」 という人にはぜひ、おすすめしたい! このは単純に王手、王手の連続で相手玉を詰ますのではない、

    自分でも半ば忘れかけていたくせに、急に人に勧めたくなった本 ベスト3 - 何でもベスト3
    ankoro
    ankoro 2014/10/30
    何なんだ、自分!