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『同潤会代官山アパートメント』三上延|くやしさを糧にして生きていく - 書に耽る猿たち
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『同潤会代官山アパートメント』三上延|くやしさを糧にして生きていく - 書に耽る猿たち
『同潤会代官山アパートメント』三上延 新潮社[新潮文庫] 2022.5.11読了 同潤会アパートという単語は... 『同潤会代官山アパートメント』三上延 新潮社[新潮文庫] 2022.5.11読了 同潤会アパートという単語は何度か目にしたことがある。関東大震災後に作られた耐火・耐震構造の鉄筋コンクリート造のマンションで、当時最先端の集合住宅であった。表参道ヒルズができた時に、数店舗入る隣接した建物が昔のアパートをそのまま残したものだった。あれも確か同潤会青山アパートメントだ。この作品は代官山にあった同潤会アパートを舞台とした小説。なんとこのアパートがあった場所は、現在は高級タワーマンション「代官山アドレス」が建っているというのが驚きだ。 ある家族の4代に渡る年代記である。連作短編集のように、あるワンシーンが10年ごとに描かれている。それが見事に人々の記憶に重なり合い、物語に奥行きをもたらしている。期待していなかったこともあるのか、心に染み入るとても良い作品だった。 妹を関東大震災で亡くした八重の話から始