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『自転しながら公転する』山本文緒|そんなに幸せになろうとしなくてもいい - 書に耽る猿たち
『自転しながら公転する』山本文緒 ★ 新潮社[新潮文庫] 2022.11.5読了 中央公論文芸賞、島清恋愛文学... 『自転しながら公転する』山本文緒 ★ 新潮社[新潮文庫] 2022.11.5読了 中央公論文芸賞、島清恋愛文学賞を受賞され、評判も良かったから単行本で手に入れようと何度も思っていた。結局タイミングがあわずここまで来てしまったが、なんと2年で文庫化された。きっと良作ということもあるが、去年まだ58歳という若さで亡くなった山本さんの追悼の意も込めて、そして病床時を綴ったエッセイが同じく刊行されたからそれに合わせて、という出版業界の思惑もあるだろう。 主人公の都(みやこ)は、重度の更年期障害となった母親の手助けのために、都会から田舎に帰ってきた。ショッピングモールで契約社員として働き、回転寿司屋さんで働く優しい彼氏・貫一がいる。それでもこのままでいいのかと自分の将来を憂う。恋愛、仕事、家族のこと、誰しもが普通に悩むあれこれが等身大の素直な形で表現されている。 作中で貫一は「自転しながら公転してる
2022/11/07 リンク