『闇の左手』などが連なる《ハイニッシュ・ユニバース》物にして、奴隷制度・ジェンダーを真正面から扱ったル・グインのSF短篇集──『赦しへの四つの道』 - 基本読書

赦しへの四つの道 (新☆ハヤカワ・ＳＦ・シリーズ) 作者:アーシュラ Ｋ ル グィン早川書房Amazonこの『赦しへの四つの道』は、の『闇の左手』などの傑作群が連なる《ハイニッシュ・ユニバース》と呼ばれる世界を舞台にした、ル・グィンによる連作短篇集だ。 原書は1995年の刊行なので待望の邦訳となる。ル・グインの新しい作品を久しぶりに読んだが、政治・宗教・社会と「異星の文化を立体的に立ち上げていく」マクロ的な手腕と、ほんのわずかな動作から人間の差別感情を浮かび上がらせるミクロ的な演出が、やはり異次元レベルにうまい。今回はテーマが奴隷制や女性の権利獲得の物語ということで展開や文体は重苦しいが、SF☓奴隷制テーマではトップクラスのおもしろさを誇るオクテイヴィア・E・バトラーの『キンドレッド』に比肩しうる作品である。 キンドレッド (河出文庫) 作者:オクテイヴィア・E・バトラー河出書房新社Ama

[NAPORIN]

マジかよルグウィン最高だな（死んでるのにまだ読んでないやつあったとは）

[electrolite]

買ったけどまだ読める体調と心じゃないので、この文章も読めない。ル・グインに学生時代に出会えたことは最大の幸福の一つ。

[kamezo]

翻訳は小尾 芙佐さんと庭 真人さん。

[enhanky]

おお！ 「Four Ways to Forgiveness」翻訳が出たのか。ハイニッシュ・ユニバースものでなぜかずっと翻訳されてなかったやつだ。

[kou-qana]

読む。

[sainokami]

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