地球がどれほど劇的な変化に見舞われてきたか、広範な科学の知見を動員し描写する地球史ノンフィクション――『素晴らしき別世界 地球と生命の5億年』 - 基本読書

素晴らしき別世界 地球と生命の5億年 作者:トーマス・ハリデイ山と渓谷社Amazon※山と渓谷社からの依頼で山と渓谷社のnote用に書いた書評ですが大変おもしろい本だったので自分のブログ用にちょこちょこと書き換え、許可を得て転載しています われわれは自分の周りの環境を「当たり前のもの」として受け止めがちだ。 何しろ先祖の時代から日本列島は日本列島だし、一日は24時間だし、気候変動や災害による水位の上昇、地形の変動こそあれど、世界の構成──大気中の酸素・二酸化炭素濃度、大陸数、生物の数──に大きな変化はない。しかし、5億年の物差しでみると、過去と現在の地球には、「別世界」と表現しても過言ではないほどの変化が起こってきた。今の六大陸もかつては繋がっていて、陸伝いに移動できたし、そうした世界では、当然植物や生物はわれわれの想像を遥かに超えた形態をみせる。 というわけで、本書『素晴らしき別世界』は

[BUNTEN]

俺の子供の頃は大気中の二酸化炭素濃度は300ppmと言われていたから今までにざっと3割くらい上がっているわけで、これはかなり急激な変化と言えると思う。

[lectro3000]

地球の生物って最初の35億年ぐらいまでほぼ海中でバクテリアが漂ってるだけの時代が続いてたのにラスト5億年からあまりに激動の時代すぎる。

[HDPE]

この期間だと全球凍結とか今から数億年後に起こる二酸化炭素激減による光合成植物絶滅とかの、もっと劇的な変化が含まれない

[Fluss_kawa]

人類が滅亡して、次の人類と同じくらいの知能を持った生命体が誕生したとしたら、今の世界の二酸化炭素の急増と急激な温暖化の原因に悩むんだろうなぁ。