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第17話 エリス姫、はつこいのひとと結ばれる - 歓びの野は死の色す(磯崎愛) - カクヨム
黄金宮殿にいたころ、女たちはいつも「しようがない」と口にした。 殿方は幾人もの方を愛せるのだからと... 黄金宮殿にいたころ、女たちはいつも「しようがない」と口にした。 殿方は幾人もの方を愛せるのだからと、笑っていた。 彼女たちに、諦めることを学ぶよう諭された。 女とは摘み取られる花のようなもので、実を結ぶために美しく着飾り、ただ相手のいうなりになるしかないと教えられた。 おれがその言に納得できないと反論すると、貴女様はまだお若くて美しいからわからないのだと、おれの目から見て眩いほどのご婦人方は鈴を鳴らすような笑い声をたてた。故郷の田舎では見たこともないような美女たちが何故そんなふうにいうのか、そのときのおれにはわからなかった。 少しはそのことを理解したのは、おれの侍女がある貴族の子弟に乱暴されそうになって後のことだ。後ろ盾のないおれが、物珍しさも手伝って宮廷で目立ち始めたための嫌がらせだった。 おれの庇護者になった男には妻がいた。この大陸一の銀行家の一人娘だ。 彼は借金の形に平民に購われた、
2024/02/25 リンク