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すべての音楽を愛することはできない あるいは夕暮れの河川敷のトランペット - 傘をひらいて、空を
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すべての音楽を愛することはできない あるいは夕暮れの河川敷のトランペット - 傘をひらいて、空を
演奏が終わってしばらくすると、彼は私たちの席に立ち寄った。私をその場に連れてきた友だちは彼にあい... 演奏が終わってしばらくすると、彼は私たちの席に立ち寄った。私をその場に連れてきた友だちは彼にあいさつをし、彼に私を紹介した。友だちはカメラマン、彼はトランペットを吹いたり、曲を書いたりして暮らしている。ふたりはいかにも友人同士らしいくだけた会話を交わし、私を自然にその中にとりこんだ。 毎日こういう演奏をしていらっしゃるんですか、と私は訊いた。彼はとても楽しそうに吹いていたし、若手がソロをとると視線で励ましたりして、仲間うちの雰囲気もよさそうだった。 彼はにこにこ笑って、毎日こうなら本当にいいですけど、今日みたいなのはちょっとしかお金が入らないですからね、と言う。お店もそんなに大きくないし、入場料も控えめ、これ以上だとみんな来てくれないですから。今日のは半分部活みたいなもんです。いつもは、そうですねえ、たとえばこの人とは歌謡教室の発表会で知りあったんですよ。撮影と伴奏で。ね。 話を振られた友