三十日目その２『稲生平太郎妖怪記』（『稲生物怪録』） - うきよのおはなし～江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ～

（平太郎の氏神） 新日本古典籍総合データベース ※この記事では、国文学研究資料館所蔵品の画像データを適時加工して利用しています。 (CC BY-SA 4.0) ※画像は拡大できます。 【原文】 扨、其れより前に出し上下着たる男、ふと立ち出て申す様《やう》は、 「某《それがし》の名ハ山本《サンモト》五郎左衛門《ごろうざえもん》と申して、天下の魔王にて候《さふら》ふ也。 三界《さんがい》の國〻を廻りて、勇氣強き人の歳十六になるを誑《たぶら》かす事、打ち續きて、百の数を積もり候へバ、魔王の頭《かしら》と成《な》り申す也。 然るに、當時、我と同じく、其の業《わざ》を為《な》しける真野悪五郎《しんのあくごろう》と申す者有り。 是と共に彼の頭と成るの争ひを為し候ふ也。 然《さ》れバ、此の五郎左衛門ハ此の度《たび》、追《つい》に八十五人を續け申せども、八十六人に當たる其許《そのもと》を誑かす事能《あた》

[Kitajskaya]

化け物界の覇権争いに巻き込まれて、平太郎さんもお気の毒でしたね。しかし化け物の世界も熾烈な競争があって大変ですね！！しかも平太郎さんとの会話でもあるように権謀術数を使うこともあるようですね。

[URURUNDO]

いつも「訳」に助けられ、面白いなあと読んでいますが、今回は特に飛び跳ねた訳で大笑いしました。平太郎さん、１６歳なんですか？？？。

[munazouchan48]

なによりも平太郎がピチピチの16歳だったことに驚愕してますのよ (ﾟ∀ﾟ)

[Kaimotu_Hatuji]

ラスボス登場ですか。話せば悪い魔王ではなさそう。頭の中になぜか、ドラクエのテーマが鳴り響いてます。😀

[kapibara5168]

守護霊的な立派なオジサン…最後の最後にフラッと無言で現れて何がしたかったの〜！笑 魔王になっても更に頑張らなくちゃならないなんて、妖怪界も世知辛いですねぇ。

[bob0524]

RPGみたいな展開がおもしろい。昔も今も人間の想像力は似たようなものなのかも。

[tukkoman]

まあ異論は無いな(笑)阿呆って名前だったのかな(笑)

[sg8yktrt]

江戸時代の魔王対決！この時代もDSみたいなものがいたのですね。う～ん30日間も感慨深いな。平太郎に勇気があったっていうか、ただ無視していたことが多かったような気もするけど……。

[toikimi]

魔王のボス争いに、氏神様の出現、ラストに向けて盛り上がってきましたね～゜

[watto]

他人迷惑な謎ルールだ。

[harienikki]

魔王対決に利用されていたのですね😄平太郎にしてみればなんと迷惑な。でも平太郎の勇気は氏神様のサポートもあったかも。最終的に勇気を褒められて良かったけど、迷惑だから開悪五郎魔王にはきてほしくないですね。

[santa-baking]

そういえば、以前に入道が大妖怪の座を争っていたお話がありましたね。妖怪の世界も競争なのか、と。(;´Д｀)　大変ですね～。

[aka_koushi]

まるでドラクエみたいだな～と思っていたら、同じように書かれていたので少し笑ってしまいましたw　これは平太郎の勝利ということなのでしょうね。このまま終わるのですかね。何か急展開があるのか。気になります。

[kaedeya]

パチパチパチ。平太郎くんの勝利。魔王サンモトが仲間になったよ。そして新たな冒険が始まる！

[harenokuni2019]

あとで、ゆっくり読ませていただきます。いつも、わたしのブログも応援していただき、有難うございますっ。

[kaze_no_katami]

昔の感覚では「悪」は決して悪い意味ではなく、剛の者を表したと記憶しています。はてさてこの結末は？