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音楽が消えてしまった国 - LAPISLAZULI HILL#diary
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音楽が消えてしまった国 - LAPISLAZULI HILL#diary
町から町へと歩き,古い物語や神話や伝承のようなものを話しては日銭を稼ぐという男に聞いた話.昔々に... 町から町へと歩き,古い物語や神話や伝承のようなものを話しては日銭を稼ぐという男に聞いた話.昔々にあったとされる国の話.いまでは本当にあったかどうかもわからないおとぎ話の国の話. その小さい国には美しい音楽がたくさんあった.その国の王は音楽を愛しており,王宮へ毎日のように音楽家を呼び演奏させる.毎日のように酒宴を行いそこにはいつも音楽があった. あらゆる国民が歌を口ずさみ,街角では楽器を奏で唄う吟遊詩人がいて,酒場では存分に音楽を聴き呑み喰らい,毎日のように大きな音楽から小さな音楽までが生まれる国だった.またその音楽は魔法の小箱に収められあらゆる場所でその音楽を聴くことができた. ある時その国の王は云った.このすばらしき音楽の生まれ出でる国,その源である音楽家たちを守るための税を取ろう,と.国民は本当に音楽を愛し,その音楽を生み出す音楽家たちを尊敬していたのでそれに賛成した. その税を取る役