柏市教委：全教職員ＬＧＢＴ研修 新年度から３年かけ ／千葉 | 毎日新聞

柏市教委は２０１７年度から３年間をかけて、市内６２の公立小中学校の全教職員約１７００人を対象に性的少数者（ＬＧＢＴなど）の児童・生徒に対する理解を深めるための研修を実施する方針を決めた。市によると、自治体が人権担当や養護教諭らに限定して行う研修はあるが、管理職を含め全教職員を対象にするのは珍しいという。１７日の市いじめ問題対策連絡協議会で、改訂するいじめ防止基本方針に盛り込む。 研修は性的少数者の児童・生徒を担任として受け持ったことのある教諭の講演や、専門家らを交えたシンポジウムなどのほか、性的少数者の当事者も招いて直接意見交換する機会を設けることも検討している。市教委生徒指導室は「対応を間違えると、子供の人格や人権を著しく傷を付ける恐れもある。研修を通じて教職員に正しい知識を身につけてほしい」と説明している。