突風１週間、復旧半ば 牧之原３地域 建物損壊１２５棟 ／静岡 | 毎日新聞

突風発生から１週間がたち、修復された電柱＝静岡県牧之原市布引原で２０２１年５月８日午前１０時５３分、佐々木彩夏撮影 牧之原市で１日夕に発生、けが人３人を出した突風被害は８日、発生から１週間となった。市災害対策本部は６日、災害の名称を「令和３年５月１日 牧之原市竜巻等災害」に決定。住民たちは協力し合い損壊した家屋などの修復を進めているが、依然、完全な復旧には至っていない。被災者は「予想外の突風」に戸惑いつつも「備えの重要性」を口にする。【佐々木彩夏、深野麟之介】 静岡地方気象台によると、突風は１日午後６時半から５０分ごろにかけ、牧之原市の勝田～坂部地区▽須々木地区▽布引原地区――の３カ所で相次ぎ発生した。現地調査の結果、布引原地区の突風は風速が約５５メートルに及び、竜巻の可能性が高いことが判明。ほかの２カ所も竜巻の可能性があるものの、断定するには至らなかった。

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“「（竜巻は）想定していなかった」――。被害が最も大きかった布引原地区は８日、ブルーシートなどで屋根を覆った住宅や工場が点在していた。依然、損壊した電線などの修復作業にあたる人々の姿もあった”