オーケー流「価格攻勢」 揺らぐ関西スーパー株主 H2Oと争奪戦 | 毎日新聞

関西が地盤の関西スーパーマーケットを巡り、関西の流通大手エイチ・ツー・オー（H2O）リテイリングと、首都圏でスーパーを展開するオーケー（横浜市）が争奪戦を繰り広げている。取材で浮かび上がってきたのは、投資家心理までも揺さぶるオーケー流の「価格攻勢」だ。 伏せられた買収提案 対立の経緯を振り返ろう。発端は8月31日。関西スーパーがH2Oの子会社となり、H2O傘下でいずれもスーパーのイズミヤ、阪急オアシスと2022年2月に経営統合すると表明した。H2Oと共同で開いた記者会見の中で、関西スーパーは「第三者」から株式の公開買い付け（TOB）の提案を受けていたことを明かしたが、オーケーの社名や買い付け価格は公表しなかった。 これにオーケー側は猛反発。「第三者」が自社だったと9月3日に公表し、「1株当たり上場来最高値の2250円で全株を買い取る」という21年6月の提案内容まで明らかにした。関西スーパー

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