みちのくの風景堪能 新観光列車「ひなび」試乗会 年末から運行 | 毎日新聞

試乗会があった観光列車「ひなび（陽旅）」＝JR盛岡駅で2023年11月22日午前9時28分、釣田祐喜撮影 北東北で年末から運行を始めるJR東日本盛岡支社の新たな観光列車「ひなび（陽旅）」の報道機関向けの試乗会が22日、岩手県であった。晴れ渡った青空の下、白地に赤いラインの車両がデビューより一足早く、みちのくの大地を駆け抜けた。 ひなびは岩手、青森両県で運行する。岩手県内は盛岡から花巻を経由して釜石まで走行し、再び盛岡に戻るルート。12月23日に旅行商品専用の団体臨時列車としてデビューし、一般向けには12月30日から運行カレンダーに基づき、土日を中心に運行する。 この日の試乗は盛岡―花巻間。2両編成で、いずれも広い窓を備えた展望スペースがあり、車窓からは田園風景の奥に連なる奥羽山脈の稜線（りょうせん）がくっきりと浮かんだ。仙人峠も大きな見どころという。 同支社地域連携ユニットの富岡耕太ユニッ