希望新聞：東日本大震災 移住しました 宮城・気仙沼 多くの人、訪れる拠点に 空き物件をホテルに | 毎日新聞

ホテル開業の準備を進める足立岬さん。後ろの空き家を購入し、古くなった外壁は既に改修した＝宮城県気仙沼市で4月30日 宮城県気仙沼市は2011年3月の東日本大震災で甚大な津波被害に遭った。人口減少に歯止めがかからず、中心部でもシャッターを下ろした店が目立つ。地域おこし協力隊員として20年5月に移住した札幌市出身の足立岬さん（32）は、空き物件を活用したホテルの開業を目指し、多くの人が訪れる拠点にしたいと考えている。 気仙沼に来る前は、札幌で建築を学ぶ大学4年生だった。22歳でいったん高校の音楽教諭になったが、新たなチャレンジがしたいと再び学業に励むことにしたからだ。そこで関心を持ったのが「まちづくり」。卒業後は札幌の中心街の活性化に取り組む会社に就職が決まっていたが、新型コロナウイルスの感染が拡大した時期と重なった。イベントなどを行えなくなったその会社は新入社員を雇う余裕がなくなり、採用は白

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