「令和」秘密保持、与党は理解「菅氏は漏らさぬ」 一部で戸惑い | 毎日新聞

有識者による「元号に関する懇談会」の終了を待つ大勢の報道陣＝首相官邸で2019年4月1日午前10時6分、川田雅浩撮影 政府が1日に公表した新元号「令和」は事前に漏れることはなく、閣僚らは全閣僚会議で示された他の案についても口をつぐんだ。与党幹部にも不満の声はなかったが、首相官邸の秘密保持のあり方に対して赤松広隆衆院副議長が強く反発するなど、国会の関与を巡る課題も残した。 「その前後だったと思う」。自民党の二階俊博幹事長は党本部で記者団に対し、新元号を伝える安倍晋三首相からの電話を受けたのは菅義偉官房長官の発表前後だったと明らかにした。直前の伝達について「別に大したことではない。早かったって遅かったって10分か20分違うだけ」と理解を示した。 公明党の山口那津男代表も記者団に「官房長官の発表直後に首相から電話をいただいた」と語り、政府からの事前連絡は「全くなかった」と述べた。

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令和を含む複数の元号案についても、政府は「落選」した案も非公表としました。桜田義孝五輪担当相は「元号決定に関する過程についてコメントを差し控える」と話しました。