気休め或いは祈祷としての政治 - 雑種路線でいこう

ドイツでゲームと暴力事件の因果関係を巡る議論が再燃している。この30年でゲームが急激に普及した割に、ゲーム大国である日本じゃ少年による重大犯罪が減っているのだから統計的根拠は薄い。では個別の乱射事件がゲームへの没入と何ら因果関係がないかというと、彼らが暴力表現のあるゲームで遊んでいたこともまた現実で、遺族にとって犯罪被害とは確率ではなく個々の現実なのだ。 学校の生徒や教師などを巻き添えに15人もの死者を出した、ドイツの銃乱射事件。17歳の少年が犯行に及んだのは、近所の女の子にふられてしまったのが動機の一つと言われているようですが、Times Onlineでは、犯人が暴力表現のあるゲームをプレイしていた事実を受けて、ビデオゲームと犯行動機の関連性が議論されています。 個別の事案について、彼らがそもそも暴力的だから暴力表現のあるゲームをプレイしているのか、或いは暴力表現のあるゲームを通じて内な

[ahmok]

人間って一番怖いのは恐怖だからなあ

[heis101]

「太古の昔、日照りが続けば雨乞いの祈祷をし、それで雨が降れば権威が高まり、降らなくても途方に暮れるしかないが、祈祷しなければ民心が離れるといったことがあったのだろうか。」同意

[fuktommy]

それはありそう。政治の手法は何百年という単位で進化していっても、人間の心理なんてそう変わんなそうだし。

[k-takahashi]

『効果があるんだか分からない景気対策とか、些細なところで優先席近くでケータイの電源をオフにするようにというアナウンスとか』『因果関係の正当性よりも、雨乞いの祈祷に似たような気休めとしての統治行為』

[gruza03]

村落・地域・企業等共同体が「働く=祈り」の「場」=「聖霊」としての役割を担うもので、神(政治)と繋ぐもの。現代の聖霊(場)と繋がるためのSNS・ｹﾟｰﾑ等が善きもの悪しきものであったのかということなのかな。

[mohno]

「遺族にとって犯罪被害とは確率ではなく個々の現実」＜これは良い視点だと思うよ。でも、祈祷は個々の現実ですらないよね。大衆における個々が、その当事者になっても受け入れられるかどうか。

[Domino-R]

政治とはそもそもそういうもの。むしろ宗教や共同体に委ねるのが前近代社会>id:rna。各市民の（時に非科学的な）不安感は現実の社会不安の原因になる。例えば各人の不況感は国民経済を萎縮させ得る。

[rna]

「遺族の想いに対して何ら答えになってない」それに答えるのは宗教なり地域共同体なりであるべきで、国家レベルの政治の仕事じゃないと思う。

[blackdragon]

政治とは、まつりごとである、というはなし。

[mahal]

政治は未だマツリゴト、というお話。