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CASE式のススメ
CASE式は SQL-92 で標準に取り入れられた、割と新しい道具です。そのため、便利な割に真価があまり知ら... CASE式は SQL-92 で標準に取り入れられた、割と新しい道具です。そのため、便利な割に真価があまり知られておらず、利用されていなかったり、CASE式の簡略版である DECODE や COALESCE などの関数で代用されていたりします。しかしセルコが「SQL-92 で追加された中で最も有用かもしれない」[1]と言うように、CASE式を活用すると SQL でできることの幅がぐっと広がり、書き方もスマートになります。特に、DECODE関数を使っている Oracle ユーザには、是非 CASE式への乗り換えを勧めます[2]。 本稿では、CASE式の魅力の一端を解説します。例によって『プログラマのためのSQL 第2版』から多くを受け売っています。 稼働環境:Oracle(9i以降)、SQLServer、DB2、PostgreSQL、MySQL 0.導入:CASE式とは 1.既存のコード体系を