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汚れたプラスチックごみの輸出規制、動揺する米国
バングラデシュの首都ダッカでリサイクルを待つ廃プラスチックの束(PHOTOGRAPH BY RANDY OLSON, NAT GE... バングラデシュの首都ダッカでリサイクルを待つ廃プラスチックの束(PHOTOGRAPH BY RANDY OLSON, NAT GEO IMAGE COLLECTION) プラスチックの大量消費国が、その廃棄物を他国に押しつけることが今後、難しくなる。 有害廃棄物の国際的な移動を規制する「バーゼル条約」の改正案が、スイスのジュネーブで開かれた締約国会議で5月10日に採択されたためだ。改正案は、他のゴミが混じった廃プラスチックを規制対象に加えるというもので、180を超す国が合意した。 今回の条約改正により、汚染されていたり他のゴミと混じったりしてリサイクル不可能な廃プラを輸出するには、事前に相手国政府の同意を得なければならなくなる。国連の推計によれば、世界の海にはすでに1億トンものプラスチックごみが流出している。危機的な状況にあるプラスチック汚染を世界全体で食い止めるうえで、今回のような措置を