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まのわ ~魔物倒す・能力奪う・私強くなる~ - 第八百八十八話 色々と試そう
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まのわ ~魔物倒す・能力奪う・私強くなる~ - 第八百八十八話 色々と試そう
「弓花にタイタンウェーブか。ちょっと、強化が偏ってないか?」 「同感だな。パーティ内格差がヒドい」... 「弓花にタイタンウェーブか。ちょっと、強化が偏ってないか?」 「同感だな。パーティ内格差がヒドい」 『まったく、あれだけでかなり厳しくなるとは』 『手に負えん』 直樹とライル、それにジン・バハルとメフィルスがそう口にしてその場に崩れ落ちていた。全員疲れ切った顔である。 「けど、師匠には勝てない」 その倒れている面々の前では弓花がひとりガックリと肩を落としていた。槍にもたれ掛かりながらその場に膝を突いた姿はまさしく敗者そのものである。 「ワシは以前に船の上でも全力を出せるように訓練しておるからな。出がかりさえ見ておれば、そう苦労するものではないぞ」 そして勝者であるジンライが胸を張ってそう口にする。 「そんな簡単なもんじゃないと思うんですけど」 弓花が情けない顔でそう反論したが、ジンライは勝ち誇った顔で笑うだけだ。麒麟狼化にタイタンウェーブを使ってなお、弓花はジンライに勝てなかったのである。