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織田信長の姉は天下統一の夢を見る - 夢のお告げ
天文十一年の初夏、古渡城(ふるわたりじょう)の一室で、父の織田信秀(おだのぶひで)と小姓(こしょ... 天文十一年の初夏、古渡城(ふるわたりじょう)の一室で、父の織田信秀(おだのぶひで)と小姓(こしょう)を務める弟の吉法師と面会した私は、戦国乱世のやるせなさに大きな溜息を吐いてしまった。 それでも父にとってはこの程度は慣れっこなのか、おもむろに口を開く。 「美穂よ。この父に、何か用があるのではなかったのか?」 「あっ、そうだったわ!」 改めて言われて思い出した私は、条件反射でポンと手を打って姿勢を正す。 そして真っ直ぐに父を見つめて、真面目な口調で話しかけた。 「実は昨晩、私の夢枕に稲荷大明神様が立たれました」 父と吉法師が揃って驚愕するが、私は構わずに説明を続ける。 「そして織田家に天下を取らせるために、私に御加護を授けてくださったのです」 私はそこで口を閉じた後も、二人はしばらく呆然とした様子で続きを待っていたが、やがておずおずといった様子で吉法師が尋ねてきた。 「あの、姉上。続きは?」