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亡びの国の征服者~魔王は世界を征服するようです~ - 第144話 闇に潜む人
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亡びの国の征服者~魔王は世界を征服するようです~ - 第144話 闇に潜む人
それは、勝鬨の祝宴が、眠る者の急増で自然消滅するように終わりかけ、火も消えそうな深夜のことだった... それは、勝鬨の祝宴が、眠る者の急増で自然消滅するように終わりかけ、火も消えそうな深夜のことだった。 俺は座っていた丸太から立ち上がり、森の中に入っていった。 「おい、こっちにこい」 森の影から唐突に声をかけられた俺は、ビクっとなった。 まるきり音がなかった。 それに加えて、先ほどまで明るい火を見ていた俺の目は、声のかかった方向をむいても、暗闇以外なにも見えない。 森の中でも、闇の濃い場所を選んで潜んでいるようだ。 「驚かせるなよ」 声からして、王剣の女なのは分かった。 「上手くやったようだな」 「用があるなら、ちょっと待ってくれ。俺は小便をしに立ったんだ」 影の中から、眉を顰めるような気配がした。 考えてみれば、こいつも女社会で生きているような女だから、立ちションの文化に馴染みがないのかもしれない。 「早くすませろ」 「ああ」 俺は森の中に十歩ほど入って、適当な木の根元に勢いよく放尿を始め