前代未聞、愛知県大村知事の署名偽造事件 起訴された男の主張「証拠は違法収集」 2人はすでに有罪確定

【起訴状】 「3人が共謀して2020年10月、佐賀市でアルバイト3人に愛知県内の有権者71人分の氏名を署名簿に書き写させ、偽造した罪」 判決は次男に懲役1年1カ月執行猶予3年。元社長は懲役1年4カ月執行猶予4年の有罪判決が確定しています。2人の裁判で明らかになった点は、署名を偽造するために投じられた費用は合わせて1千万円以上に達し、事件の主犯格は田中被告だとされています。 2021年に開かれた初公判で田中被告は起訴内容の認否を留保していましたので、10月13日、何が語られるかに注目が集まっていました。同日の裁判で、弁護側は「起訴内容の大枠について争わない」としました。その上で、次のように主張しました。 主張1「代筆作業が行われたことは事実であるが、田中被告本人は、虚偽にリコールを成立させようという意思はもっていなかった」 主張2「提出された証拠は違法に収集されたものである」 気になるのが主