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ほこらに刻まれた判読不明の文字…3D計測したら神社の棟札の記述と一致 技術力を誇示したかった?160年前の陶工たち(南日本新聞) - Yahoo!ニュース
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ほこらに刻まれた判読不明の文字…3D計測したら神社の棟札の記述と一致 技術力を誇示したかった?160年前の陶工たち(南日本新聞) - Yahoo!ニュース
薩摩焼で知られる鹿児島県日置市東市来町美山の沈寿官窯敷地にあるほこらに記された制作年や人名が、近... 薩摩焼で知られる鹿児島県日置市東市来町美山の沈寿官窯敷地にあるほこらに記された制作年や人名が、近くの玉山神社の棟札とされる陶板に書かれている年代、人物名と一致していることが分かった。文久元(1861)年、「朴十山」「朴正伯」など陶工の名前が刻まれている。ほこらも薩摩焼で作られており「窯神」と伝わる。調査した同市教委の下小牧潤さんは「窯神と神社、互いに深い関係性があったようだ」と話す。 【写真】窯神に刻まれた文字を3Dデータ化した画像(鹿児島国際大学中園聡研究室提供) 窯神の文字は以前から知られていたが、一部判読できない状態だった。下小牧さんが3次元(3D)計測でデータ化したところ、全文を読み取れ、陶板の棟札と同じ内容であることに気づいた。 窯神と陶板には陶工のほか、「渋谷休阿彌」「八田甫悦」など藩の役人の名前がある。陶板は玉山神社の造り替えに伴うものとされ窯神も関連して作られた可能性がある