AI生成した偽の「差別発言」をSNSに…… 米高校の校長にディープフェイクで報復した元職員逮捕

米メリーランド州のボルチモア郡警察は、AIで生成した校長の偽音声を拡散した元体育局長を逮捕したことを発表しました。 AIディープフェイクで逮捕（ボルチモア郡警察Facebookから） 逮捕されたのはパイクスヴィル高校の元体育局長。ストーキング、窃盗、学校業務の妨害、証人への報復の容疑がかけられています。 1月に同校校長のものとされる音声がSNSに出回りました。報道によると、音声は人種差別的な内容で、学校には脅迫のメッセージが多数送られてきたといいます。 捜査の結果、この音声データはAIで生成されたものであり、本物ではないと判明。元体育局長は校長から学校基金の流用疑惑で調査を受けており、その報復として偽音声データを作成したと警察はみています。 パイクスヴィル高校 画像をまとめて見る advertisement 関連記事 Pixiv、波紋を呼んだ「写実的な画像禁止」について説明 ハイパーリアリ