長崎市内の公共交通網強化 長崎バスと県営バスが4地区で共同経営を開始 4月から ｜ 長崎新聞

長崎県長崎市内の路線バス網維持を目指し、長崎自動車（長崎バス）と県交通局（県営バス）は31日、市内で開かれた市公共交通活性化協議会で、本原、矢の平、目覚、立神の4地区で4月から競合路線を一元化する共同経営計画案を明らかにした。便数の適正化や最終便の一部繰り上げも実施し、4地区で計約1億1300万円の収支改善効果を見込む。 両者は2022年4月に東長崎、日見、滑石の3地区で共同経営を開始。需要減少や慢性的な運転手不足に加え、今年4月からは運転手の労働時間規制を強化する「2024年問題」に対応するため、新たに4地区で共同経営による運行効率化を図る。 計画案によると、競合する重複路線を対象に、本原、目覚を県営バス、立神の昼間帯と矢の平を長崎バスに一元化。比較的利用者が少ない昼間帯は、実態に即して一部減便する。 可能な限り等間隔運行となるようにダイヤを調整。4月以降の労働時間規制強化に対応するため