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10年来の友人と結婚する世界線の話⑫ - アラサー独身女が顔を出さずにTinderで70人に会った話
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10年来の友人と結婚する世界線の話⑫ - アラサー独身女が顔を出さずにTinderで70人に会った話
待ち合わせは平日の夜、会社の近くのバルだった。 数えてみると、あの衝撃から3年が経っていた。 もう... 待ち合わせは平日の夜、会社の近くのバルだった。 数えてみると、あの衝撃から3年が経っていた。 もう恋愛感情はないが、ただ一人の友人として、この空白の期間に何があったのか知りたいと思った。 うまく話せるだろうか。 待ち合わせ場所に着くと、俄かに緊張した。 「久しぶり」 3年前と何も変わらずラフな格好で現れたタクヤは、会って早々、片手に下げていた白いビニール袋を私に差し出した。 「昨日フライトでXXX(海外)行ってたから、おみやげのお菓子」 袋を受け取ると同時に、つい左手の薬指を目で追った。 指輪はなかった。 「ありがとう。こんなご時世でも国際線飛んでるんだ?」 「お客さんなしで、貨物だけね。揺れても何も気にしなくていいから楽だよ」 「そうなんだ」 それから私は転職や引越しの話をして、界隈のグルメ情報などをお互いに共有し合った。 「外食ばっかりなの?」 私が尋ねると、彼はこう答えた。 「牛丼と