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「同時代の詩を読む」(66)-(70) 高瀬二音、守野麦、樋口和博、安藤徹人、高瀬二音|松下 育男
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(66) 「宵語り」 高瀬二音 学校から暗がり道ば急いだら 小路の曲がったそん先に ちろちろ提灯の明か... (66) 「宵語り」 高瀬二音 学校から暗がり道ば急いだら 小路の曲がったそん先に ちろちろ提灯の明かりがゆれっとが見えて 菅笠被った狸が3匹、二本脚で歩んじょっの 先頭の狸が持っ提灯の明かりが 脛ほどん高さしかない茅の草を 向こからじゅんぐりに照らしっいっので 見っかいのじゃらせんかと腹這になって、必死い隠れ 素袷の胸元に顔ば埋めて 目の前をそれらが過ぎたあと、つうつ走って 帰ったや 小め兄さあの南方で死んだち 遺髪だけ届いちょった そいかあいっとっ後に よかおごじょが魚を天秤籠にかたげっ そこの川沿いの坂道をのぼって売りに来ちょった 立ち話に花を咲かせるのが楽しんで時々小魚を買ちょったが あの魚売いのものは買なち姑じょが言う そん日の小魚はうちの猫にやった それから浦の方で猫らが 憑き物んごつ踊りながらけ死んようになっと おごじょは玄関口で受け取った小銭ば バラバラバラバラよく落とす