なにかあったらどうするんだ症候群とその対処法｜DaiTamesue為末大

私たちの国は「なにかあったらどうするんだ症候群」にかかっています。この症候群は社会に安定と秩序をもたらしますが、その副作用として社会の停滞を招き個人の可能性を制限します。この症候群には「未来は予測できるものであり、物事はコントロールできるものである」という前提があります。 「なにかあったらどうするんだ症候群」に罹った社会では未来は予測できることを前提としているために、何か起きた時にはどうしてきちんと予測しておかなかったのかと批判されることになります。だから何が起きるかを事前に予測して対処しなければなりません。この症候群に罹った人は、暗黙の前提として物事を未来からの逆算で考えています。 しかし、実際のところいくら調べても未来がどうなるかはわかりませんし、何が起きるかもわかりません。考えれば未来はわかる、ちゃんとやればコントロールできると人類は何度も勘違いしてきましたが、毎回覆されてきました。

[Gucchan]

これ何かの本に書いてあったな。なんだっけ。

[rryu]

何かあった時に速やかに適切に対応できる体制の構築と維持を行えばいい話で、何も考えずやってみるというのは違うと思う。

[differential]

なんでこんな極論なんだろう。この人が言ってる程度の対処法って、現実の世の中の経済活動では、バランスとりながら普通にやってることだと思うが。

[mate_gai]

タイトルのようなことを言う人がいる一方で、安全に関することさえずさんな所もある。リスクを想像して受容するにはこういう対策がいるよね→やってみよう　みたいなのを部活や課外活動で経験できると良いのだが。

[naosim]

“この症候群から抜け出るには、未来は予測できず物事はコントロールできないという前提を腑に落ちるまで受け入れることです。そして国民全員が「やってみよう、やってみよう、やってみなけりゃわからない」を合言葉