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選ばれなかった僕らが描く虹は何色か? 18年後のthe pillows|岡田 悠
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選ばれなかった僕らが描く虹は何色か? 18年後のthe pillows|岡田 悠
図工で水彩画を描くときに、筆をシャバシャバ洗うバケツがあった。あれには「筆洗(ひっせん)」という... 図工で水彩画を描くときに、筆をシャバシャバ洗うバケツがあった。あれには「筆洗(ひっせん)」という名前があるらしい。パレットに鮮やかな絵の具が重ねられていくのとは対照的に、筆洗はどんどん変色していく。ときにはエメラルドみたいに、ときにはドブの色みたいに。描き進めるうちに混沌を極めていく、色のゴミ箱。 僕のちっぽけな中学時代を色に例えるなら、それは筆洗のようだったと思う。 団体行動が苦手で、つまりは学校が嫌いだった。授業を受けるのも、体育で行進するのも、合唱を歌うのも、耐え難い仕打ちだった。入学式で、我が校では全員が部活に所属していますと校長が高らかに宣言した瞬間に、目眩で倒れるかと思った。 そうして理由もなくサッカー部に入った僕は、準備運動の掛け声が小さいと先輩に怒鳴られた次の日に退部を申し出た。顧問は困った顔をして、「所属率100%」の伝統を守るべく、様々な部活への転部を提案してきた。 し