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あらかじめ追放された者たちのための小説七冊|槙野さやか
作家の岩井志麻子が「私は飛行機に乗っているのです。そしておまえのチケットはにせものだと指摘されて... 作家の岩井志麻子が「私は飛行機に乗っているのです。そしておまえのチケットはにせものだと指摘されて出て行かなくてはならないのです。飛行機はもう飛んでいるのに」というようなことを書いていた。直接的にはデビュー作が大ヒットして生活が激変したときの心情に関するエッセイではあるのだけれど、そうした感覚は、本が売れたみたいな経験をしていなくても、日常的に表現活動をする人間の多くが持っている。というか、宿命的な心もとなさへの対応策はそれをしつこく表現しつづけることくらいしかないから、それを持つ者の一部が文章や美術という手法を選ぶのである。「ほんとうはここにいてはいけないのに」という感覚はファクトでは消せない。論理や科学の領域ではない。文学と芸術しかつける薬がない。 岩井志麻子のような体験をしたのではもちろんないが、私の「飛行機」のチケットも完全ににせものである。家に帰れば鍵はあかず、中には他人が住んでお
2021/05/02 リンク